視覚化よりリアル
男女のまぐわいは
瞳を見つめ合い
視線をかませたり
時には、はにかむように外したり
唇を
首筋を
背中を
指先で
舌先で
歯で
愛でながら撫でる
その行為によってはじまる。
それは
「君のそのやわらかな唇を僕の物にしたい」
「きみのその服を剥ぎ取りすべてが欲しい」
「あぁ姫のすべて何もかもが
愛おしくて離したくない」
という殿方からの最高の愛情表現で
あり求愛行為。
その表現と行為によって
姫が女としてのよろこびに
満たされれば満たされるほど
吐息
表情
全身で
最高の美しさをもって応える。
ふたりにとって
なんてファンタスティックな至福の時。
それがどうなの?
この地球上では
多くの映画のまぐあいのシーンは
挿入によって姫が悶え喘ぎ
殿方のソレにより絶頂を
いくども迎えていく事が
姫のよろこびかのように
それが男女の営みのSEXとして
視覚化されていることに
衝撃的でならないわ。
その視覚化こそ姫が
SEXに対して悩んだり嫌悪感を抱き始める
きっかけになっているのではないのかしら。