究極の愛の映画
アカデミー賞受賞の
LALALA LAND
ディズニーの最新作
モアナと伝説の海
長編アニメーションSING
話題作目白押しのこの春。
遠い記憶の彼方で
いつもわたしの子宮をつんつんするのが
1987年ベルギーの作品。
全編マペット?で構成されている
ファンタジーコメディで
一瞬子ども向けかしらと思ったら
とんでもなくシュールで
独特なエロスに溢れた作品。
「マルキ」
1798年フランス革命時。
バスチーユ監獄に投監された侯爵と
その友人の物語。
その侯爵こそが
あの有名な変態侯爵
マルキドサド。
そして侯爵の友人とは…
うーん?息子と言うべき?
伯爵自身のペニス。
何ともリアルなのに愛らしい♡
どんだけ長くて巨大なんだ
このペニス野郎!と
嫉妬を買いそうな
ペニスのカナンくんは
主人様であるマルキ伯爵とは
全く異なる完全に独立した人格。
革命に興味のないマルキ伯爵と
友人カナンくんは
愛と自由と性について
真面目に語り合うの。
漠然とした記憶の中
印象的だったのが
バスチーユの壊れ壁の穴を見つけると
カナンくんが
「あの中に僕を入れて擦っておくれよ。
我慢できないよ」
とマルキに懇願するシーン。
侯爵はその要望通り
穴の中にカナンくんを…
その結果
カナンくんは
ケガだらけ♡
なんだかとっても愛おしい。
本能欲望に渦巻く内容なので
動物設定の方が
描きやすかったのかしら?
と今思うこの作品の奥深さ。
人間には理性がある。
悲しいことに
その理性が生きづらさを
助長させていたりもするわね。
日本では
のみでの上映だったこの映画
またみたいわ。